ポリプラスチックスでは、ダイセルグループとして2030年のGHG総排出量2018年比50%削減(Scope 1,2)、当社グループとして樹脂別GHG排出量原単位2013年比46%削減(原料由来のCO2含む)という高い目標を掲げています。
ダイセルグループ
GHG総排出量(Scope1,2)
50%
削減(2018年比)
ポリプラスチックスグループ
樹脂別
GHG排出量原単位(原料由来のCO2含む)
46%
削減(2013年比)
2022年度は、マレーシアのクアンタン工場で真空機ユニットのエジェクターをモーターへ変更するなど、グループ各工場での省エネルギー活動を積極的に展開しました。
一方で、これまでCO2排出量削減に大きく貢献していたダイセルグループ内での電力の自己託送がトラブルにより約4ヵ月停止したため、排出量原単位は若干上昇しました。当社は、2030年に向けて大型の成長投資を予定しており、それに伴うCO2排出量の増加が見込まれますが、生産革新・技術革新による徹底した省エネの実現や化石燃料からのエネルギー転換などによって基準年の2018年と同等の排出量にまで抑制するとともに、排出量原単位の大幅な削減を目指します。
ダイセルグループとしてのGHG削減目標の実現に向けて、今後もさらなる努力をしていきます。
2030年までに
ダイセルグループ
GHG総排出量(Scope1,2)
50
%削減(2018年比)
目標
埋立・単純焼却率
14.9%未満
結果
埋立・単純焼却率
10.8%
クアンタン工場のコンパウンド用の集塵機から発生する粉塵について、これまで埋立としていましたが、2022年度からセメント原料とするように変更し再資源化を進めました。
これにより埋立・単純焼却率は10.8%となり前年度比6.5ポイント低下を達成しました。
当社は、引き続きグループとしてのゼロ・エミッション達成に向けて積極的に取り組んでいきます。
なお、「埋立・単純焼却率」を管理指標としていましたが、2023年からはダイセルグループとして「再資源化率※」を管理指標とします。
2030年までに
グループでゼロ・エミッション達成(埋立・単純焼却率1%未満)
2025年までに
グループ再資源化率
97
%以上
廃プラスチック類排出実績量 PDFで見る
2022年度は、前年度発生したトラブルにより稼働が停止していた排ガス燃焼設備の修理が完了し、PRTR物質の大気中への排出が前年度比約67%削減となりました。 2023年には、「PRTR物質排出抑制の燃焼設備※2」を新たに主要な排出元に導入し、2024年の目標として掲げる「2019年比総排出量75%削減(富士工場)」に向けて取り組んでいきます。
PRTR総排出量
2023年までに
50
%削減(富士工場・2019年比)
2024年までに
75
%削減(富士工場・2019年比)
VOC
2022年までに
VOC測定方法およびベンチマーク確立